仕事帰りにイタリア料理屋さんの前を通ったら、香ばしいクッキーのかほりが。昔、自分が幼稚園か小学校低学年の時に母と夜にクッキーを焼いた事を思い出した。
あの時の香りがこれで、鼻につーんと甘さがくるワクワクする匂いで、熱々のクッキーを口に放り込みたくなる。
最近、母に聞いた話では父の誕生日か何かで焼いたのに父がないがしろにしたとかで、そっから焼かぬようになったのだとか。子の気持ちを踏み躙ったと憤慨した気持ちを思い出していたが、当の本人は父の為にと言うのは微塵も覚えてなんだ。
ただクッキーを母と焼いた楽しさだけが心に残っている。型抜きが面白かった思い出。